1997.10.15

| 場と自由――普遍的なものの行方をめぐって | 花崎 皐平 |
| アイデンティティと差異をめぐるポストコロニアルの投企 | 辻内 鏡人 |
| 「個と共同体」問題と相対主義――〈共生・共同の理念〉の深化をめざして | 尾関 周二 |
| 道徳的相対主義と寛容の限界――座標設定と批判の試み | 古茂田 宏 |
| 相対主義的装いをまとう絶対主義の陥穽――ハイエク思想との全面対決のために | 竹内 章郎 |
| 教育における科学主義と相対主義――系統主義批判への批判の構図をめぐって | 汐見 稔幸 |
| 科学性・真理性・客観性 | 佐野 正博 |
| かけがえのなさの思想家としてのアーレント――「アーレント=ルネッサンス」と現代文化 | 佐藤 和夫 |
| 病気と健康の概念――医学哲学の一断面 | 森下 直貴 |
| 多声的なマルクス主義の原理探求を――日本におけるグラムシ研究の動向と課題 | 鈴木 富久 |
| アドルノの『ベートヴェン』、または感動ぬきの音楽 | 上利 博規 |
| 快感原則から神秘主義へ――『脳内革命』ブームが意味するもの | 石井 伸男 |
| 一七世紀百科全書主義(汎智)から一八世紀『百科全書』(編集知)へ――情報社会化による知の転換 | 寺田 元一 |
| 「集合意識」と「我々」の行方――デュルケム社会学理論における同遠くの世俗化論が意味するもの | 景井 充 |
| ヘーゲルの自己意識論 | 片山 善博 |
| 教育終焉論と反教育学――H・ギーゼッケとE・v・ブラウンシュミールの所説を中心に | 池谷 壽夫 |
特集 ケアと資本主義 インタヴュー:ケアとは何か――重度障害者の親の立場から考える その中核にあるもの 児玉 真美 ケアの「規範」――ナンシー・フレイザーの反資本主義フェミニズムとケアの危機 小山 花子 親密圏とコミュニ […]
特集 エコロジーからの抵抗--支配と抑圧を乗り越える 特集にあたって 新自由主義とグローバル資本主義が拡大・深化し、エコロジーの危機への対応が世界的な課題となっている。そうした中、近年では資本主義と市場の拡大が危機の克 […]
特集 「つながる」力の現在地――変容するコミュニケーションのゆくえ 「データ駆動型社会」の幻想と現実――ケア関係の視点から 中西新太郎 コミュニケーションからレントを獲得する――新自由主義的統治性の下でのプラットフォーマ […]