学 会 刊 行 物

『唯物論研究年誌』第4号「暴力の時代と倫理」(1999年11月刊)

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特集:暴力の時代と倫理

暴力国家C・ダグラス・ラミス
テロルのコスモロジー ―― 断想的考察清 眞人
暴力批判 ―― 傷つけられた者への応答としての藤谷 秀
世代間葛藤と離家の条件中山一樹
戦時の性暴力、平時の性暴力 ―― 「女性に対する暴力」の二○世紀森田成也
沖縄戦の体験と戦後体験安仁屋政昭
時代の暴力と民衆の論理 ―― 日韓共同ワークショップと北海道の民衆史掘り起こしの経験から橋本 信

思想のフロンティア

「自己決定」と性、生殖 ―― 生命と性の貶めに抗して吉崎祥司

レヴュー・エッセイ

道徳はすべての人のために、だがこの私はこの私でしかなく ―― 『理由と人格』を読む伊勢俊彦
日本における生命倫理学の動向 ―― その役割と課題黒須三惠
哲学思想の多様性と批判性と ―― 哲学思想系の事典発刊によせて渡辺憲正

研究論文

フォーク・サイコロジーは心の唯物論に何をもたらすか ―― アンディ・クラークの所説の批判的検討武田一博
ヘーゲル『精神現象学』におけるアザーリング問題と教育実践折出健二
生命尊重の生命倫理学と環境倫理学の可能性 ―― 進化論的倫理学の視角から河野勝彦
「労働価値」説における自然の問題 ―― イムラー「労働価値」説批判の批判的検討韓 立新

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