学 会 刊 行 物

『唯物論研究年誌』第14号「地域再生のリアリズム」
(2009年9月刊)

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特集:地域再生のリアリズム

地域再生のリアリズム――特集にあたって
地域社会の衰退と再生をめぐる対抗岡田知弘
内発的発展論再考――国家的なものの意義について市原あかね
共同の衰退、孤立の拡大のなかでの地域再生――地域福祉の課題岡崎祐司
地域の貧困と学校づくりの課題
――戦後学校づくり史における価値理念の探求
石井拓児
環境政策の今日的位相と地域の再生尾崎寛直
有機農業によるアフリカ地域開発促進の可能性
――グローバルな人間連帯・社会連帯の原点を求めて
岩淵 剛
地域再生のコンセプトとしての風土の意義亀山純生
補完性・近接性原則批判
――あるいは「地方優先の事務配分で中央政府の権限・介入を限定する」という形態の国家介入への批判
進藤 兵
「地方分権」批判・再訪――「民主的中央集権」概念を手がかりに関 耕平

思想のフロンティア

アメリカのフェミニズム理論――ナンシー・フレイザーを中心に小山花子
偶然の出会いについて――スピノザの政治的存在論にふれて中河 豊

レビュー・エッセイ

生活体験としての「うつ」、病としての「うつ」中西新太郎
《アドルノ》の今――二つの伝記を中心に三崎和志

研究論文

戦時下知識人家庭の「家内文化」――思想がうまれるとき高橋在也
マルクスの「哲学」批判と「新しい唯物論」
――『経済学哲学草稿』と『ドイツ・イデオロギー』の「哲学」批判の差異をめぐって
佐々木隆治
人間における〈自然さ〉の探究
――「人間(ヒト)」と「モノ」との関係の理解を手懸りに
穴見愼一
共生倫理におけるコミュニケーションの位相吉田健彦

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