過去の機関誌のインターネット上での公開にともなう著作権譲渡についてのお願い

唯物論研究協会会員および関係者 各位

 目下、過去の機関誌をインターネット上で公開することを検討して、実務的な作業をすすめております。創立40周年を迎えました本学会での過去の議論の積み重ねを保存すると同時に、その貴重な資料へのアクセスを容易にすることで将来、さらなる議論の発展がすすむことを期してのことです。この点については、ニューズレター130号で報告し、去る2017年11月11日の第40回大会総会にて方針としてご承認いただいたところです。
 対象とする過去の機関誌とは『唯物論』、『唯物論研究』、『唯物論研究年報』、『思想と現代』『唯物論研究年誌』の各号です。  インターネット上の公開については、著作権上の問題があります。『唯物論研究年誌』については、投稿論文の規定中の著作権が編集委員会に帰属する旨が明記されており、他の論文についてもそれを適用してきましたが、それ以前の機関誌については著作権の帰属は必ずしも明確でなく、また、それらはインターネット上の公開を想定したものではありませんでした。
 もっとも厳格な方法としては、過去の執筆者全員に文書で承諾いただくということが考えられますが、現状の委員会の体制では事実上不可能であり、また、執筆者の中にはすでに物故された方もおられます。
 そこで本告知により、過去の機関誌の記事の著作権のうち、複製権及び公衆送信権が唯物論研究協会に帰属すること、それによりインターネット上で公開する権利が唯物論研究協会に帰属することをお認めいただきたいと思います。この規定は著作者自身による利用を妨げるものではありません。
 過去の機関誌に寄稿された著作権者の方、または相続権を持つご遺族の方でこの告知について異議のある方は2018年9月30日までに事務局まで文書でご連絡ください。お申し出のあった論文については公開対象から外すよう対処いたします(公開除外の申し出については、どの号のどの論文と特定してご連絡いただけると幸いです)。
 それまでに異議の申し出がなかった論文については、インターネット上での公開の権利が唯物論研究協会に帰属することが許諾されたものとみなし、公開の手続きにはいらせていただきます。
 ただし本告知がすべての著作権者、または相続権を持つ遺族の方の目に触れるとは限りませんで、期限後についてもお申し出があれば柔軟に対応させていただきます。
 唯物論研究協会のさらなる発展のためによろしくご協力ください。

2018年1月23日

唯物論研究協会委員長 藤谷秀

事務局連絡先:bureau【アット】zenkokuyuiken.sakura.ne.jp
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