学 会 刊 行 物

『唯物論研究年誌』第5号「新たな公共性を求めて」(2000年10月刊)

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〈特集:新たな公共性を求めて〉

《座談会》セーフティーネットと公共性二宮厚美・金子勝・
編集部・石井潔
生活共同と公共性大窪一志
開かれた社会とその敵――opennessとしての公共性大西 広
対抗的公共圏の形成のために――ハーバーマスとその後日暮雅夫
労働の蘇生と公共圏小池直人
「責任をめぐる政治」と唯物論――いわゆる「歴史主体論争」に触れて石村多門

〈小特集1:ニーチェ没後一〇〇年〉

フランスにおけるニーチェ受容――ジル・ドゥルーズのニーチェ解釈を中心に河津邦喜
ニーチェとは誰か――その実存と思想の究明室田栄治

〈小特集2:戸坂潤生誕一〇〇年〉

戸坂潤における「文学」の意味をめぐって――現代の「カルチュラル・スタディーズ」との関係で池田成一
戸坂潤の実践的唯物論の意義吉田傑俊

〈唯物論研究協会一九九九沖縄大会特別講演〉

思想の問いかけとしての沖縄大田昌秀

〈思想のフロンティア〉

フェミニズムにとって〈慰安婦〉問題とはなにか―― ナショナリズムと〈慰安婦〉問題』をめぐって浅野富美枝
生命倫理の前進のために ―― 「なぜ」の徹底を竹内章郎

〈レヴュー・エッセイ〉

文化研究のキーワード?―― 『カルチュラル・スタディーズとの対話』を読んで吉田正岳
マルクス思想の現在佐藤春吉
菅野礼司『科学は「自然」をどう語ってきたか──物理学の論理と自然観』に寄せて井本三夫

〈研究論文〉

記憶へのオマージュ ―― 「撮る側」のレトリック照井日出喜
福沢諭吉における自由観福元千鶴

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