学 会 刊 行 物

『唯物論研究年誌』第3号「教育・共同・平等」(1998年9月刊)

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特集:教育・共同・平等

学校教育に職業生活の視点を――熊沢誠氏に聞く聞き手・編集部(豊泉周治・石井潔)
共同の社会構想――その理念と現実中西新太郎
現代青年の自立・共同の課題――近代学校教育の可能性とかかわって大塚賢司
男―女、親―子の自己形成をめぐる今日的ジレンマ――「団塊世代家族」をめぐる素描の試み平塚眞樹
道徳的次元――不安から連帯へ中河 豊

思想のフロンティア

人間本性への進化論的アプローチ――知識の進化、言語の起源を中心に見た研究動向入江重吉
合理的個人からの再出発――分析的マルクス主義の戦略松井 暁
フェミニズムの現在――自らの理論的基盤へのいくつかの問い返し細谷 実

レヴュー・エッセイ

売春肯定論への疑問――宮台真司の近著を読む志田 昇
渡辺治・後藤道夫編:講座『現代日本』1―4藤田 勇
第二次大戦期の経済・社会をどうみるか――新しい研究潮流をめぐって柳沢 遊

研究論文

哲学は「死」をいかに教えるのか――エピクロスのテーゼを考える植村恒一郎
意識への暴力/写真の喚起力――写真のメディア論のために小屋敷琢己
色とはなにか――生物進化と色覚・色彩柴田 章
知覚外界像説と物自体主義のパラドクス――冷蔵庫のなかで赤いリンゴは実在するか瀬戸 明
ドイツにおける環境倫理学論争高田 純
現代社会におけるデストピアとユートピア――見田宗介『現代社会の理論――情報化・消費化社会の現在と未来』を読む竹内真澄

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