学 会 刊 行 物

『唯物論研究年誌』第24号「貧困の〈隠され方〉」
(2019年10月刊)

勤労世帯や女性、沖縄や地方圏など深刻さを増す貧困の実態とその現代的な姿を描き、貧困を隠すメカニズムを浮かび上がらせる。

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特集 貧困の〈隠され方〉――不可視化の力学を読む

座談会 沖縄が可視化した子ども・若者の貧困と課題金城隆一・山野良一
ワーキングプア再論 ── 低賃金のままで貧困改善は可能か?後藤道夫
地方圏および農山村地域における貧困をどうとらえるか――開発主義国家解体の観点から関 耕平
貧困に対するペダゴジックなまなざし―主として学校教員のそれについての検討を通じて長谷川裕
承認をめぐる闘争と欲求の基礎理論――承認の自己実現モデルと自己愛モデルを手掛かりに出口剛司
貧しさを描く――現代日本の貧困表象をめぐるポピュラー・ポリティクス中西新太郎
インタビュー 困難を抱える女性たちの“船着き場”を作るために小園弥生

レヴュー・エッセイ

『学生の貧困化』から読み解くブラックバイト・奨学金問題白谷美紗樹

思想のフロンティア

「『アーバンスポーツ』と二〇二〇東京オリンピック――国際オリンピック委員会が期待する『スポーツの都市化』とは何か?市井吉興
マルクス生誕二〇〇年記念国際シンポジウム報告―フレッド・モズリーの『資本論』解釈をめぐって明石英人

研究論文

在日南米系第二世代の移行期―中卒青年の労働経験からみる自立の資源形成谷川由佳
革命の必然化をめぐる問い――アルチュセールにおけるマキャベリおよび精神分析野見 収

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