学 会 刊 行 物

『唯物論研究年誌』第13号「平和をつむぐ思想」
(2008年9月刊)

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特集:平和をつむぐ思想

平和をつむぐ思想――特集にあたって
鶴見俊輔氏インタビュー 平和をつむぐ思想
――日常生活に根をはること
聞き手
吉田千秋
/小屋敷琢己
帝国とグローバル資本主義下における「もう一つの世界」の生成
――民衆の連合としての「民衆の安全保障」
武藤一羊
環境・平和・暴力戸田 清
ジェンダーと暴力
――暴力を積極的にのりこえる条件をさぐるために
岩谷良恵
平和教育の理念と教育実践の課題
――コスタリカの平和教育の事例から
金 惠玉
「人権のための戦争」を許す論理
――ハーバマスの「人道的介入」論と歴史的パースペクティブ
橋本直人
カントの永遠平和論小谷英生
安藤昌益における無戦論の基底木村 博

思想のフロンティア

苦悩する韓国労働者――雑誌の論調より水野邦彦
新しい管理社会と規律・訓練
――「規律社会から管理社会へ」論の検討を通じて
長谷川裕

レビュー・エッセイ

新自由主義的教育改革における人間形成の諸問題山科三郎
「おくのほそ道」と日本型教育実践武藤清吾

研究論文

近代民法における家族モデルの家父長的性格とその根拠
――家族財産関係を素材に
蓑輪明子
海野幸徳の人種改造論と社会事業学論をめぐる「優生学の限界説」の誤り
――優生思想と社会福祉の関連
中嶋英理
自由における困難性と<今・ここ>に在る自分
――「自由な学校」における生徒の実態から
藤井吉祥
環境思想からみる捕鯨問題
――「自然の価値」から「自然の意味」へ
関 陽子
ヘーゲル『精神現象学』における「われわれ」
――リープルックスの「言語主体」との関連において
干場 薫

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