特集:平和をつむぐ思想 | |
平和をつむぐ思想――特集にあたって | |
鶴見俊輔氏インタビュー 平和をつむぐ思想 ――日常生活に根をはること | 聞き手 吉田千秋 /小屋敷琢己 |
帝国とグローバル資本主義下における「もう一つの世界」の生成 ――民衆の連合としての「民衆の安全保障」 | 武藤一羊 |
環境・平和・暴力 | 戸田 清 |
ジェンダーと暴力 ――暴力を積極的にのりこえる条件をさぐるために | 岩谷良恵 |
平和教育の理念と教育実践の課題 ――コスタリカの平和教育の事例から | 金 惠玉 |
「人権のための戦争」を許す論理 ――ハーバマスの「人道的介入」論と歴史的パースペクティブ | 橋本直人 |
カントの永遠平和論 | 小谷英生 |
安藤昌益における無戦論の基底 | 木村 博 |
思想のフロンティア | |
苦悩する韓国労働者――雑誌の論調より | 水野邦彦 |
新しい管理社会と規律・訓練 ――「規律社会から管理社会へ」論の検討を通じて | 長谷川裕 |
レビュー・エッセイ | |
新自由主義的教育改革における人間形成の諸問題 | 山科三郎 |
「おくのほそ道」と日本型教育実践 | 武藤清吾 |
研究論文 | |
近代民法における家族モデルの家父長的性格とその根拠 ――家族財産関係を素材に | 蓑輪明子 |
海野幸徳の人種改造論と社会事業学論をめぐる「優生学の限界説」の誤り ――優生思想と社会福祉の関連 | 中嶋英理 |
自由における困難性と<今・ここ>に在る自分 ――「自由な学校」における生徒の実態から | 藤井吉祥 |
環境思想からみる捕鯨問題 ――「自然の価値」から「自然の意味」へ | 関 陽子 |
ヘーゲル『精神現象学』における「われわれ」 ――リープルックスの「言語主体」との関連において | 干場 薫 |