学 会 刊 行 物

『唯物論研究年誌』第10号「「戦後日本」と切り結ぶ思想」
(2005年10月刊)

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特集:「戦後日本」と切り結ぶ思想

座談会:戦後日本と戦後思想――唯物論の観点から古田光・佐藤和夫・吉田傑俊
戦後マルクス主義思想と「近代」後藤道夫
「近代的人間類型」と「戦後」日本――大塚久雄の言説について三笘利幸
「国民の教育権」論における子どもの位置
―― 教育の市民的公共性の成立条件に関する探究の一つとして
小林大祐
戦後労働運動の思想――企業別労働組合論をめぐって木下武男
現代の優生学的不平等を克服するために
――優生学の新たな把握に向けて
竹内章郎
〈文明あるいは近代〉と〈個人〉と〈ナショナルな共同性〉
――日本哲学の思考類型・和辻倫理学を中心に
森下直貴
戦後日本の女性運動の思想を問う伊藤セツ

思想のフロンティア

日本社会の大転換を生きる青年小西二郎
「私が歴史の主体であること」、「私と私たちが歴史の主体になる」とは、どういうことか早川紀代

レビュー・エッセイ

新自由主義改革の時代におけるアカデミズムの課題
――雑誌『ポリティーク』を読む
鈴木宗徳
格差問題を考える
――新自由主義とメリトクラシー批判の視点から
小澤浩明

インタビュー

ヘーゲル・マルクス・生きている歴史
――ジャック・ドント氏との対話
インタビュアー
石川光一(訳)

研究論文

心の唯物論と宗教的感情
――人の脳はどのように〈神〉を見るか
武田一博
カウンセリング志向における「世界疎外」を超えるために
――現代にも続く「講」の空間から考える
岩谷良恵
古典力学空間における物理量の位置づけと運動・現象・現実の区別について竹之下芳也

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