唯物論研究協会の意見表明

パレスチナ・ガザ地区における即時停戦と人道支援を求める

2023年11月18日 唯物論研究協会(全国唯研)総会

 パレスチナ・ガザ地区における軍事行動の拡大により、日々多くの死傷者が生み出されている。またガザ地区封鎖による電気・水の供給、食糧・医薬品・燃料をはじめとする生活物資の搬入の制約及び住民移動の強制によっても、多くの命が奪われ、危険にさらされている。  
 唯物論研究協会は、1978年の発足時以来「平和と民主主義」の原則に基づく学術研究を希求してきた団体として、その総会の名を持って、すべての当事者と日本政府をはじめとする国際社会に以下のことを求める。
1.直ちに軍事行動を停止し、永続的で持続的な停戦を実現すると共に、すべての人質を解放すること
2.国際法・国際人道法を遵守し、民間人を殺傷する行為や病院・学校等を対象とした攻撃を非難し、これを繰り返させないこと
3.軍事行動を前提とした住民移動を強制しないこと
4.人道援助を妨げているガザ地区に対する封鎖を解除し、電気・水の供給、食糧・医薬品・燃料等の生活物資の搬入を保障すること
5.「二国家解決」をはじめとするパレスチナ問題に関する国連決議に基づく永続的な平和の実現に向け、イスラエルによる占領地への違法な入植地の拡大を直ちに停止し、正当で持続的な当事者間の合意を可能とするため日本政府をはじめとする国際社会が直ちに行動を開始すること

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